プロの住宅レシピ ホームパーティーを楽しむ!吹き抜け30畳のLDK
安達 揚一
社交的なご夫婦の住まい。
38坪ほどの住宅に、開放感と人が集まれるような広々とした空間を希望され、約30畳のLDKを設計しました。
30畳という広さには、天井の高さが重要です。天井が低いと広い空間でも圧迫感を感じてしまうため、LDKの奥に吹き抜け空間を設けました。これにより、室内を奥に進むにつれて天井が高くなり、開放感を感じる空間が広がります。また、南側から取り入れる光によって、とても明るいリビングとなっています。
住まいでは、床面積×高さをあらわす「気積」が暮らしの質に大きく影響すると考えています。床面積だけでなく、天井の高さにもこだわることで、楽しく豊かな暮らしが実現します。この住まいでは、天井を高くしながらスキップフロアを取り入れ、床を2段下げることで空間に奥行き感が生まれ、ワクワク感を感じるリビングとなりました。
また、リビングからつながる大開口の窓の先には畑が広がり、畑を介してご両親の住まいへとつながります。プライバシーを守りながらも、緩やかにコミュニケーションが取れる設計も特徴です。
家族やゲストが心地よく過ごせるリビング空間が生まれました。