プロの住宅レシピ 浮遊感ある階段が小さな敷地に広がりをもたらす

ooo architecture
佐藤 陽・馬場亮平・和田彦丸

軽やかな階段が各部屋を繋ぐ。透明感のある階段が小さい敷地を広々した印象に。

共用部分は赤い床で統一。洗練された内観が完成した。

高く配置した窓から光が注ぐキッチン・ダイニングスペース。

住まいには大きな窓を3つ設置。天井高くから光を取り込む。

住まいの外観。シンプルな外観が街の景色に溶け込む。

都内の小さな敷地に立つこの住まい。わずか16坪という敷地ながら、住まいの中には広々した空間が広がります。
垂直方向へ容積を確保できるという土地の条件を活かし、垂直方向の高さを活用する設計に。 北側の2層と南側の3層の高さをずらし配置。この南北のズレた床を浮遊感のある階段で繋げることで、寝室、アトリエ、土間、居間、ダイニングルームの5つの部屋が誕生しました。軽やかなシースルーの階段で各階を繋げ、敷地の小ささを感じさせない広がりのある空間が完成。寝室は障子、アトリエはモールガラス框戸、居間は大きな腰窓というように各室の機能に合わせて開口部をデザイン。そうすることで隣合う部屋と適度な距離感を保ちながらも、繋がりをもたらしています。

小さな敷地と土地の条件を十分に活かしたアイデアで、家族が心地よく暮らす住まいが完成しました。

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佐藤 陽・馬場亮平・和田彦丸

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