プロの住宅レシピ 住宅街でも周囲の自然の感じる、帯広の美しい住まい

照井康穂建築設計事務所
照井康穂

中庭と遠くに広がる自然を眺めるLDK。ソファは包み込まれるようなアール壁に。

夏は緑豊かな中庭。夏の強い日差しをコントロールする役割も。冬は雪景色を眺める。

テレビを置かず、埋め込みのスクリーンを設置。

廊下からも中庭が見える。

中庭を囲む車庫は低く設定することで、周囲に広がる自然が住まいの中庭からも見えるように。

自然に囲まれた帯広市の静かな住宅街に佇む住まい。西側には、清らかな「機関庫の川」が流れ、その河岸には15メートルを超える大木が立ち並び、さらにその向こうには日高山脈が広がっています。冬には澄んだ空気の中、巨大な樹氷越しに山脈を望むこともでき、自然が広がります。
家の設計は、この美しい自然環境を最大限に活かすことを重視。南向きのコの字型の中庭を囲むように配置された家は、光をたっぷりと取り込み、プライバシーを守りながらも、外の景色を楽しめます。西側に面した車庫の高さは抑えられ、リビングダイニングからは、広がる中庭と大木、さらには日高山脈を一望できます。
中庭には、地元の在来種を中心にした樹木が植えられ、自然の風景と一体感を感じさせる空間を作り出しています。冬は雪景色、夏は豊かな緑が目を楽しませ、季節ごとに異なる自然の表情を堪能できます。
外観は、棟を少しずつずらすことで奥行き感を演出し、周囲への圧迫感を抑えています。家全体は、漆喰の壁と木材の床で自然素材をふんだんに使い、湿度調整など、より快適な住環境を生み出しました。
自然の景色を楽しみ、自然に寄り添うことで、心地よい生活空間が完成しました。
お施主様からは、差し込む自然の光に毎日感動をおぼえていますと。健やかな暮らしをされていらっしゃるご様子です。

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