プロの住宅レシピ 住宅密集地でも広がりを感じる、愛犬と家族がのびのびと暮らす住まい

李 勝代・金 富雄
都心の住宅密集地に佇む、家族と愛犬が共に心地よく暮らすために設計された住まい。
周囲の視線や音から守られたプライバシーを確保しながら、家族全員が自由に、そして安心して過ごせる空間が広がっています。1階には音を遮るためコンクリートを使用し、2階のLDKにはバルコニーを設けて隣家との距離を保ちながら、視線を遮る高い柵で守られた外を感じられるプライベート空間が実現。コンパクトな敷地でも高さを活かして、各空間をスキップフロアのように緩い階段で繋ぐことで広がりをもたらします。またそうすることで、住み手の希望する部屋数を叶えました。
リビングは吹き抜けにし、高くから光を取り込む心地よい空間に。天井の高さを変えることで、空間にメリハリと、異なる体験を生み出します。
愛犬のためには、滑りにくい柔らかい床材や、優しい段差の階段を採用することで、負担なく過ごせるよう工夫。
都会の喧騒を忘れ、家族と愛犬が心地よく過ごせる、理想の住まいがここに完成しました。