プロの住宅レシピ T字型プランでつなぐ、雪国の暮らしと心地よさ

ゲンジアーキ
古川正敏・源真希

中央の2階。広々と自由に使える多目的なスペースが生活の可能性を広げる。

T字の住まい。中央は多目的に使えるスペースに。

ダイニング・キッチン。周囲の視線をコントロールしながらも、天井高くから光を取り入れる。

愛犬がくつろぐ和室スペース。ペット向けの畳を採用した。

漆塗りのドアノブ。細部に地元の技術を取り入れ、住まいに彩りをもたらす。

雪国ならではの環境に対応しながら、快適で機能的に暮らせる住まい。
敷地の奥に建物を配置し、道路側にはリビングなどのパブリック空間、奥には寝室などの静かなプライベート空間を計画。T字型の特徴的なプランにより空間が緩やかにつながり、生活のリズムに奥行きとゆとりをもたらします。中央には仕事や趣味に使える独立した空間を設け、ライフスタイルに合わせて対応できるスペースに。
屋根は無落雪とし、冬の除雪負担を軽減しています。裏庭にはドッグランや家庭菜園として使えるスペースを確保しており、愛犬も心地よく過ごせる環境に。通風・採光に配慮した開口部計画で、屋内に自然の光と風を取り入れ、街との緩やかなつながりを持たせています。青森県産材や津軽塗など、地域の素材や技術も丁寧に取り入れています。

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