プロの住宅レシピ 家族とつながる、ひとまわり先を見据えた家

一級建築士事務所 アトリエ素と
千葉絢子

リビングを吹き抜けにし、住まい全体に光を取り込む。2階にいても家族の気配を感じられるように。

引き戸で各スペースをゆるやかにつなぐことで、個室としても、大きな一体空間としても使える、自由度の高い設計に。

木のぬくもりと障子のやわらかな光が調和した和の趣。明るく開放的で、家族の暮らしにそっと寄り添う空間に。

増築によって土間収納を新たに確保。キャンプ道具などの収納に便利で、外から直接アクセスできる動線も実現した。

広々とした土間収納は、掃除や手入れもしやすく、家族の趣味を楽しむ暮らしを支える空間に。

将来の家族構成を見据えながら、生活の変化にも柔軟に対応できるよう計画を進めました。
ご主人の作業部屋や子ども部屋など、それぞれの個室を設けながらも、引き戸を用いることで空間をゆるやかにつなぎ、どこにいても家族の気配を感じられる住まいに。
2階には4つの個室を配置。リビングを吹き抜けとし、ここを通って2階にアクセスする動線とすることで、家族間の自然なコミュニケーションが生まれます。個室の建具には大きな障子を採用。断熱性を高めるために二重貼りとし、開閉によって空間を緩やかにつなげる自由度も持たせています。
増築により土間収納を新設し、アウトドア用品や自転車などを土足のまま出し入れできる便利なスペースを確保。少し余白を残したことで、将来の使い方にも幅が生まれています。
外観は焼杉で仕上げ、周囲の田園風景に溶け込むようデザイン。ご主人の「なるべく自然素材を使いたい」というご要望から、1階はオーク、2階はヒノキの床材を選定しました。
キッチン裏には水回りと収納を集約し、家事がスムーズに行えるよう動線を整理。家事効率と、家族とつながる開放感、そのどちらも大切にした住まいです。

シェアする

採用されている製品

一級建築士事務所 アトリエ素と
千葉絢子

他の家づくりのアイデア

プロの住宅レシピ カテゴリ