プロの住宅レシピ 限られた敷地でも豊かに暮らす、都心のコンパクトハウス

角田佳瑞彰建築設計事務所
角田佳瑞彰

約5mの吹き抜けが広がるリビング。縦への伸びや外への視線の抜けが、コンパクトさを感じさせない。

2階にまとめたLDKは、家族が顔を合わせやすい設計。死角のない空間が安心感とつながりを生む。

照明

大きめに設けたキッチンは、コンパクトな住まいにゆとりをもたらす存在。ダイニングにはルイス・ポールセンの照明を配し、空間のアクセントに。

バルコニーを高くし、周囲の視線を遮る。窓を高くし、空を眺められるように。

黒と木を組み合わせた外観。落ち着いた存在感を放ちながら、深い軒下のアプローチが暮らしにゆとりを添える。

都心の限られた敷地に建つこの住まいは、小さな面積ながら開放感を感じられる設計が魅力です。約5mの吹き抜けがリビングを縦に大きく広げ、さらに視線の抜けを巧みにデザインすることで、狭さを感じさせません。2階に配置されたリビング・ダイニングは、家族が自然と集まり、いつも顔を合わせられる場所。死角のない設計により安心感があり、コンパクトながらゆとりを実感できます。
外部空間にも工夫が凝らされ、広めに設けたアプローチは雨を避けつつ荷物の出し入れをスムーズにし、庭やバルコニーは分散配置することでアウトドアを楽しめる場に。
隣家に囲まれた環境でありながら、バルコニーを高く設けて視線を遮り、また植栽を配することで、空を眺めたり緑を感じたりできる工夫が施されています。コンパクトながらも、自然とのつながりを大切にした心地よい空間が生まれました。
素材は本物の木にこだわり、床にはすき板を採用。白一色にせず木の質感を生かすことで、街並みにも温かみを添えています。コテージに滞在しているような感覚と、子どもの成長に合わせて自由に使える柔軟さを併せ持つ、都心ならではのコンパクトで豊かな住まいです。

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採用されている製品

照明|ルイスポールセン
ルイスポールセンジャパン株式会社
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角田佳瑞彰
ここが私の評価ポイント!
10年以上前に購入したルイス・ポールセンの照明を、引っ越し前からずっと愛用しています。新しい住まいのダイニングでも変わらず活躍しており、シンプルな空間に程よいアクセントを添えてくれます。
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