プロの住宅レシピ 縦長を最大限に生かした、キッチンダイニング
吉田 立
都心の狭小住宅のリノベーション住宅のキッチンです。
幅が狭い縦長の住宅のため、キッチンからつながるカウンターを縦に長く伸ばすことで、約11帖のLDKのスペースに6メートルほどのカウンターが出現。
キッチンから見えるリビングの大きな窓からは、300メートルほど抜けた景色が広がるため、景色に向かって空間が抜けるよう、キッチンの吊戸棚や間接照明を窓へと伸ばし視覚効果を利用しました。
カウンターとキッチンは同じ素材で造作することで、一体感を出しています。天板はカウンターとして使用しても手になじみが良い、ステンレスのホット材を採用しています。普段は壁付けのカウンターとして、来客時は引きだしてテーブルとして使い分けができます。
「狭いけど長い」という特徴を最大限に生かしたキッチンダイニングです。