プロの住宅レシピ シェアハウスのような住宅
岩瀬 隆広
家族三人の住宅。
個々の生活スタイルが完全に独立したご家族のため、個室中心の間取りで構成されたシェアハウスのような住宅。この住宅のリビングは多目的スペースのような位置付けで、個々の空間を大切にしながらも繋がるよう設計をしています。
各個室を広くつくる分、リビングを広く取っていません。そのため、設計段階から家具等のサイズに合わせて設計し、空間に無駄が無いようにしています。また、内壁と外壁に同じ素材を採用することで、室内外をつなげるように仕上げ、より広がりを強調しました。
南側にあるルーフテラスからは、隣家のプライベートを確保しながら太陽光が差し込み明るいリビングとなりました。
家族の生活スタイルの変化、社会システムの変化、スマホなどのインフラの変化のながれに沿った一つの住まい空間のカタチとなっています。