プロの住宅レシピ 身体への負担軽減&作業効率アップ!2つの高さを持つキッチン
岩川 卓也
2種類の高さを持つキッチンカウンター。
作業によってキッチンの高さを変えることで身体への負担が少なく作業効率も上がるため、シンク側とコンロ側で高さを変えています。
2列型キッチンは横移動の距離も短くなり、コンパクトに料理ができます。造作キッチンの場合、お施主様の身長や作業のしやすさに合わせて高さを決定するので、おすすめです。
また、キッチンの手前を少し高くし、配膳カウンターを設置しました。完全なオープンキッチンの場合、毎回キッチン上を整理する必要があり、特に共働きや子育て世帯では日常的に難しい場合もあります。配膳カウンターがあることで、自然な目隠しになり、ある程度必要なものはキッチン上に出ていても気にならず、気持ちよく使えます。
さらに、配膳カウンターとダイニング側からの収納を設置したことで、自然と家族が家事を手伝う動線も生れます。