プロの住宅レシピ 光と風をいざなう減築という選択

田邉淳司一級建築士事務所
田邉淳司
フローリング

減築リノベーションで生まれた明るい空間

照明

光と空間が抜ける快適な空間

リノベーション前の室内の様子

建築家自邸の減築リノベーション過程

リノベーション後に生まれた開放的なダイニングキッチンスペース

住みやすさや居心地を考えたと時に、床面積が広いことが必ずしも暮らしやすさにつながらないこともあります。
例えば、閉じてじめじめしてしまうような日当たりの悪い部屋や、風通しの悪い構造の廊下など、せっかくスペースがあっても快適とは言い難い空間もあります。
そこでリノベーションの際に考えてみたいのが減築という選択です。写真の1~3枚目のお住まいでは、2部屋をつなげ閉じた廊下の壁を取り払って広い空間を作ったうえで、 建物が風や光の通りを妨げている部分を一部解体し、空気と光の抜ける居心地のよい家に改修しました。
これによりとても明るい空間が生まれ、床面積は減っても快適に過ごせる場はむしろ広がりました。 4,5枚目の写真のように私自身の住まいも、減築、大規模改修をおこない暮らしやすい家づくりを行いました。
リノベーションの際にはこういった選択肢もあるという参考になれば幸いです。

シェアする

採用されている製品

無垢フローリング 複合フローリング|IOC (アイオーシー)
アイオーシー株式会社
田邉淳司一級建築士事務所
田邉淳司
ここが私の評価ポイント!
採用製品:カンヌシリーズ カンヌ グリ
ヨーロピアンオークの複合フローリングです。質感が良く、幅が広いので選択しました。空間が広いと巾のせまいフローリングでは継ぎ目が多くなりうるさくなるので、カンヌ グリのような幅のある製品が重宝します。また、表面の木目などの質感が少しラフでお行儀がよくなりすぎないのも魅力です。
採用製品
ペンダントライト|Caboche pendant(カボシェペンダント)
株式会社土井 ルミナベッラ事業部 Doi&Co. Luminabella Div.
田邉淳司一級建築士事務所
田邉淳司
ここが私の評価ポイント!
カボシェのペンダントライトは反射が優しく、広い空間でも光が柔らかく広がります。シャンデリアをアクリルで翻訳したようなかわいい照明で、半球状のアクリルビーズを通して放射状に光が広がりとてもきれいです。
採用製品
田邉淳司一級建築士事務所
田邉淳司

他の家づくりのアイデア

プロの住宅レシピ カテゴリ