プロの住宅レシピ 金属感のない柔らかなレンジフード
松本孝充
『本井手の家』のキッチンは、造作なのですが、レンジフードも表面を面材で覆ってあり、周囲の雰囲気に良くなじんだ圧迫感のないデザインになっています。
レンジフードは目線に入る高さにあり、サイズも大きいものなので質感によっては空間の中で浮いてしまうことがあります。
今回は、施主の方が探していらしたオーダーキッチン・家具の会社であるsync-furnitureさんと相談して、キッチンの扉と合わせた木材でレンジフードの側面を覆い、金属感の出ない柔らかな雰囲気に仕上げました。キッチン天板のステンレスもバイブレーション仕上げでキラキラしすぎない質感で、落ち着いたキッチンになりました。
PHOTO: YASHIRO PHOTO OFFICE