プロの住宅レシピ みんなの目印になる星型のお家
水谷夏樹
「せともの」で知られる陶器の街、愛知県瀬戸市に建つ住宅です。
星形の特徴的な外観は、目の前が交通量の多い道路なので、道路が目の前にくることを避け、家全体が正面のように、正方形を2枚重ねて45度ずらしつくりました。
多方向に広がる景色を楽しめるよう、窓をたくさん入れ、ギザギザで無駄が多そうに見えて実は合理的なプランが特徴です。
また、柔らかい印象になるよう、星型の角に丸みがかった下地を入れることによって、塗料を厚く塗らなくても角に丸みが出て、柔らかい印象を出しています。
外から見た外観はムーミンの家のようにも見えて、通学路になっている前の道路を通る小学生が、将来「登校の時の集合場所って星形の家の前だったよね。」なんて話してくれたら嬉しいなと思っています。