プロの住宅レシピ 小さく作って広く住む 中庭を含めた家でのびやかに暮らす

株式会社 one design
武本博徳

手前が駐車スペース。植栽のある開口部の向こうが中庭。

植栽は現在も成長中。

中庭に落ちた自然光が屋内に届く

閉塞感を感じないように中庭部頭上の屋根は開口している。

全開口窓

全開口の折り畳み窓で屋内と中庭つながる。(写真は外構施工前)

『勾配天井の家』は中庭ありきで始まったプランでした。
立地として、目の前に比較的交通量の多い道路があり、そのままではお子さんをのびのび遊ばせるには、少し厳しい環境でした。仮に家の前の駐車スペースで遊ぶと言っても、飛び出しやボールが転がるなどの危険もあります。
そこで、駐車スペースとリビングの間に部屋にインクルードされたような中庭を計画し、中と外をつなぐ場として、家族が過ごせるようにしました。中庭すべてを壁で覆ってしまうと閉塞感が出るので、開口部を設け、植栽で目隠ししながら光を採りこめるようにしています。屋根も中庭の頭上は開口部を設けて空が見えるように設計しました。
手前に駐車スペースがあるので、開口していても道路からは少し距離があり、お子さんが遊んだりバーベキューを楽しんだりと存分に活用されています。
単純に床面積が広いことが暮らしの広がりにつながるわけではなく、同じ面積でもこの中庭のように環境や生活スタイルにあった工夫を取り入れてうまく暮らすことで、「小さく作って広く住む」伸びやかな日々が生まれると思います。

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採用されている製品

株式会社 one design
武本博徳
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:全開口サッシ オープンウィン Foliding
『勾配天井の家』では中庭と屋内のつながりを重視したので、片側が閉じるような窓ではなく、折りたたんで開閉できる全開口のものを選択しました。性能とコストのバランスも予算に対して適切だったのでこの製品を採用しています。
採用製品
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武本博徳

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