プロの住宅レシピ 暮らしの質にもこだわった、子育て世代のLDK
丹羽 明人
子育て中の家族では、特に家事の際に孤立せず、それぞれが心地よく過ごせることを大切にしています。
こちらの住宅は、キッチンを中心とした家づくりとなっています。
1階の中心にキッチンを配置し、キッチン正面には子どもたちが宿題をしたり遊ぶ書斎コーナー、キッチン横にはダイニング、そしてリビングを配置し、キッチンにいる時間も家族間のコミュニケーションが取りやすくなっています。
そして住宅全体の天井を低くし、壁は作らず空間を繋げることで、2階にいても1階に家族と目線が合わせられる距離感を大切に設計をしました。
この設計により1台のエアコンで家全体を温めることができるので、エコな生活も実現。蓄熱性能の高い土壁に外断熱を施すことでより快適に過ごせます。
長期的に心地よく過ごせるよう、価格や機能面だけでなく、心地よい空間づくりを軸に壁や床材などには天然素材を、キッチン周りなどよく触れる場所にはメンテナンスの良い製品を採用することも大切にしています。