プロの住宅レシピ レッドシダーが映える、別荘のような離れの外観
佐藤 哲也・ 布施 木綿子
「ピアノ部屋と書斎が欲しい」というご要望を抽象化し、別荘のような離れを設計しました。日常の延長ではなく、別空間を演出する象徴的な場所として位置付け、あわせて外観もデザイン性が高いものにしました。
外壁は、レッドシダーの薄い板を重ね合わせるように並べたシングル葺きを採用。レッドシダーの質感が外観に豊かな表情を与え、中庭の景観と調和します。
この離れは、六角形の形状をしています。こうすることで横からの奥行きが生まれ、空間に立体感を感じます。また、大きな開口部により、室内と庭が一体化し、庭を介して母屋と離れが同一空間に感じるよう設計しています。
デザイン性の高い離れを持つことで見た目にも特別感を感じ、ピアノを練習するお子さんの気持ちの切り替えにも良いという声を頂いています。