プロの住宅レシピ 開放的で居心地の良いリビングのような浴室

nagom
茂木 哲

リビングの延長のような開放的な浴室。シャワーブースが別れており、水蒸気の湿気やカビの問題もクリアしている。

浴室から庭方向を臨む。間仕切り壁を設けず、建具で緩やかに仕切る大きな一室のような空間。浴槽から庭を見渡せる。

フローリング

横からのアングルで庭から反対側の浴室までつながる一直線のラインを感じられる。どこまでを区切るか、障子の開け閉めでフレキシブルに変化する。

部屋側から洗面浴室方向を臨む。和室が浴室と一体となり閉塞感のない開けた場となる。

夜間の様子。他の部屋と障子で仕切ることで、入浴中は視線を遮ることもできる。

築40年の集合住宅の1階をリノベーションした住まいです。改修前の間取りは現在の水回りの考え方とは異なり、狭く薄暗い雰囲気の場所になっていました。
そこでリノベーションにあたり、水回りの位置を変更し、私自身が大好きな場所でもある浴室を居室や庭と連続する開放的な空間として設計しました。
これには配管の位置の変更が必要なので、水漏れのリスクなどを考えると難しいケースもありますが、今回は1階であったため実現することができました。
浴室は壁で囲うのではなく、隣接する和室と連なる一体空間としてとらえています。リビングのように天井や壁、床を仕上げ、浴槽をソファのようにくつろぐ場所として設置しました。オープンな浴室というと湿気やカビの発生が気になるところですが、湯気が立ち込める原因の多くはシャワーであり、カビの主な原因は石鹸カスなどの汚れです。そこで、シャワーブースを隣に設けることでそれらの問題をクリアしました。浴槽はくつろぐ場所であって、洗い場と一緒である必要はありません。浴槽から昇る湯気程度の湿度は、閉め切っていないので室内空間に均一に分散し解消されます。
これらの工夫により、庭を眺められる居心地のよいリビングのような浴室が生まれました。

PHOTO: 山内紀人 / 森山祐子

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採用されている製品

無垢フローリング 複合フローリング|IOC (アイオーシー)
アイオーシー株式会社
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茂木 哲
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:アッシュ20「複合フローリング20シリーズ」

IOCさんのフローリングは、ほとんどの住宅で採用しています。框材や階段材も作られているので、統一感が出せます。樹種も豊富なので、様々な好みの施主の方の要望に応えられる安心感があります。サンプルも豊富なので、施主の方の前に並べて、この中から選べますよ、とお伝えすると自分で選んだ自分の家という実感が湧いて喜ばれます。
採用製品
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茂木 哲

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