プロの住宅レシピ 巻きつき、包み込むような外観

株式会社moKA建築工房
森本 初雄
外壁

包み込むような外観はプライバシーの保護を重視。

基礎部分のコンクリートはランダムなサイズの型枠を使用し、高低差のある敷地に対応。

基礎のコンクリート部分は垂直ではなく、内側に入り込む形状へ。

閉鎖的な外観とは対照に開放的な空間が広がる。

室内からの見える庭。

高低差のある敷地に建つ平屋住宅。
プライバシー保護を重視し、全体を包み込むような外観デザインに仕上げました。
外壁には「鎧貼り」という重ね貼りの技法を採用し、地層が重なるようなデザインは連続的に巻きつき内部空間を包み込むような印象を与えます。基礎部分のコンクリートはランダムなサイズの型枠を使用し、高低差のある敷地に対応しています。
また基礎のコンクリート部分は垂直ではなく、内側に入り込む形状を取り入れました。これにより帯状の壁が強調され、美しい外観を演出するとともに、道路からの威圧感を軽減し、道路交差点での死角を減らすことにも貢献しています。
外から見ると外観に窓がなく閉鎖的な印象を受けますが、門扉を通り抜けると、外壁と一体となった内部空間が広がります。プライバシーを守りながら夫婦と大型犬2頭が安心して快適に過ごせる住まいです。

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採用されている製品

SOLIDO typeM_LAP | 外壁材・屋根材
ケイミュー株式会社
株式会社moKA建築工房
森本 初雄
ここが私の評価ポイント!
今回の住宅では、深基礎が道路から威圧とならぬよう、斜め内側にテーパリングさせることで道路交差点での死界軽減にも寄与します。コンクリート肌に表情を与えつつも、オフセットすることで外壁SOLIDO が主となるべく、ボリューム比重のリフトアップにも貢献しています。 土地が積層するように重 なるのを表現するため採用。ノンシーリングがよく、特に水平から傾斜へと転じながら連続的に巻きつく雰囲気が気に入っています。 今度は非住宅物件でも採用したいと思います。
採用製品
株式会社moKA建築工房
森本 初雄

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