プロの住宅レシピ デザインと居住性の両立!足触りが心地良い土間風リビング
小田 真平
こちらのリノベーション住宅は全階を土間風に施し、箱型の空間を配置しているのが特徴です。
このリビングの床はモルタルのように見えますが、実際にはグレーのカーペットを敷いています。モルタルの無機質な雰囲気を残しつつ、堅い床が足に疲れを与えることを避け、居住性を重視しました。
そして、採用した業務用キッチンの存在感が際立たないよう箱の中に納めることで、圧迫感を軽減しています。
こちらの住宅は、リノベーション前には室内が解体され、様々な高さや大きさの窓が点在していました。一見統一感のない窓配置が逆に魅力となり、パラパラと入る光が空間に個性を与えます。さらに、天井や柱などの鉄骨では、錆び止めの色味や質感をあえてそのまま残し、オリジナルのテクスチャーを大切にしています。
住宅の個性を生かしながら、住居性を追求したリノベーションとなりました。
Photo : 山内紀人