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株式会社藤吉秀樹建築計画事務所

光やそこから生まれる影、風を意識的に取り入れることで、コンクリートが織りなす建築美と心地よい自然との調和を試みています。


住所: 東京都文京区本郷6-18-6

TEL : 03-6801-5405
E-mail :info@fujiyoshi-archi.co.jp
URL : https://fujiyoshi-archi.co.jp/

作品集

物件

■ 鉢山町の家

私が20年程前に設計した住宅のオーナー様から、隣の土地が手に入ったので、娘さん一家の為に家を建ててあげたいという依頼が来た。敷地サイズは奥行きは同じで間口がほぼ半分である。そこで、二棟が親子の関係になる様な建物を建てることを考えた。

 

敷地は閑静な高級住宅街にあり、北側の道路から2m程上がっている。間口が5m程、奥行き17m、プランとしてはかなり難易度の高い条件であった。この敷地条件から当初、南と北側を全開口したチューブの様な構造を考えた。これを可能にするために、計画当初は柱と梁を幅60㎝、厚み30㎝の構造フレームを4本並べた薄肉ラーメン構造で架構することにした。しかし、短辺方向の構造壁を適宜バランス良く配置することにより、壁式構造で成立させる事ができた。

 

また、建物の間口を広くする目的で、二棟の間のほぼ敷地境界線上に寄せて建てた。その結果、建物の間口を50㎝広くすることができた。その他にも、室内に階段とエレベーターを設けるとプラン的に要求された部屋が確保出来ない為、階段を外階段とし、建築面積から除外してコンパクトなホーム用エレベーターのみで非常時以外は移動するという、かなり思い切った手法を採っている。これにより、広々とした空間を確保することができた。

 

また、敷地の高低差を利用して地下に車庫を設け、その横に玄関アプローチを設けている。しかし、この狭い間口に大型のSUVを納める車庫は難易度の高い条件であった。

 

これらの難題をクリアーし、このプロジェクトを完成することができた。

Photo : Yukio Arikawa

■ 福山のゲストハウス

敷地は福山城を中心とした城下町にある。クライアントが市内...

■ 南青山の家

敷地は南青山の中心に位置し、間口に対し奥行きが2倍の形状...

■ 上原の家

敷地は東西に長い敷地で、近隣に緑が多く残っている閑静な住...

■ 西原の家

敷地は近くに緑豊かなスポーツセンターがある閑静な住宅地の...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 趣味人のための家づくり、電気の質にまでこだわり尽くしたオーディオルーム

建築家との家づくりの楽しみの一つに、自分の趣味をとことん追求した空間を作ることができるという点があります。オーディオルームもその一つではないでしょうか。

こだわりのオーディオと聞くと高額な機材を想像される方が多いかと思いますが、実はそれよりも注目して頂きたいのが、どのような電気を使っているか、ということです。
現代では様々な電子機器が使用されているので、共用の電線などを通して供給される電気には微細なノイズや静電気が含まれることがあります。音響機器専門家からも、オーディオ機器で再生する音や映像に「電気の質」が影響するとアドバイスされました。料理をする際にどんな高級食材を使っても水が汚れていたら美味しい料理ができないように、高級機器を使っても電気が汚れているとその性能を十分に発揮することはできない訳です。

そこで私の設計するオーディオルームでは、太陽光発電による電気をメインで使用し、賄いきれない分は大容量リン酸鉄リチュームイオンバッテリーに電気を貯め、ノイズが増幅しないよう工夫しています。 勿論、機器の性能にも音響の質は左右されますが、大元となる電気に拘るほうが費用対効果は高いと感じます。
ここは専用の防音室ではありませんが、一般的なペアガラス(内部と外部のガラスの厚さを変えて共振を抑えるようにしています。)の窓をきちんと閉めれば、RC造ということもあって近隣への音漏れも少なく存分に楽しむことができます。