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小田真平建築設計事務所

住所: 大阪府大阪市西淀川区野里3-3-57-601

TEL : 06-6478-2131
E-mail :info@oda-arc.com
URL : https://www.oda-arc.com/

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作品集

物件

■ 粉浜の住居

鉄骨3階建て住宅のリノベーションである。
訪問時にはすでに内部は解体され、鉛丹色の柱、梁、デッキプレートがあらわしとなったこの建物は、各層にバルコニーを持った1フロアの構成となっていた。

 

各フロアとも、かつては小さい部屋で区切られていたことを想像させるような、位置や大きさのバラバラな窓があり、至る所から採光される様は意図的なものを感じない非常に魅力的な空間であった。
住まい手は持ちものを少なくし、好きな家具に囲まれながら、シンプルな生活を送ることを望んでいた。

 

この単調な空間に多様性を与え、シンプルではあるが、豊かな空間を作り出せないかと考えた。
2階、3階の屋外空間であるバルコニーに着目し、これらと1階の土間を階段で接続させ、土間が立体化したような空間構成とした。各フロアは、納戸、キッチン、絨毯、寝室、階段など生活に必要な機能を、家具が置かれるように、立体化した土間に配置した計画である。

 

緩やかに仕切られた各フロアの空間は、各壁面に開けられた不規則な既存の窓によって、さまざまな方向から採光と通風が行われ、土間を通り抜ける。
立体化した土間が自然採光と自然換気を行う装置のような役割を果たしている。

 

Photo:山内紀人

■ 大山崎の住居

1968年に建築された鉄筋コンクリート造テラスハウスのリノベ...

■ 紫竹の住居

古い街並が残る高密度な地域にある昭和初期に建...

プロの住宅レシピ

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■ デザインと居住性の両立!足触りが心地良い土間風リビング

こちらのリノベーション住宅は全階を土間風に施し、箱型の空間を配置しているのが特徴です。
このリビングの床はモルタルのように見えますが、実際にはグレーのカーペットを敷いています。モルタルの無機質な雰囲気を残しつつ、堅い床が足に疲れを与えることを避け、居住性を重視しました。
そして、採用した業務用キッチンの存在感が際立たないよう箱の中に納めることで、圧迫感を軽減しています。
こちらの住宅は、リノベーション前には室内が解体され、様々な高さや大きさの窓が点在していました。一見統一感のない窓配置が逆に魅力となり、パラパラと入る光が空間に個性を与えます。さらに、天井や柱などの鉄骨では、錆び止めの色味や質感をあえてそのまま残し、オリジナルのテクスチャーを大切にしています。
住宅の個性を生かしながら、住居性を追求したリノベーションとなりました。

Photo : 山内紀人