橋野文設計事務所

住所: 大阪府吹田市上山手町29-1

E-mail :hashino.archi@gmail.com
URL : https://hashinoarch.jp/

作品集

物件

■ 私たちの家

家の価値は広さや部屋数ではない
中庭が生み出した
自然とつながる家

 

 

自邸を建てる時に最も重視したのが「自然を感じながら人間らしい暮らしができる家」ということ。

それを実現するための1つとして約4.5帖の中庭を設けることとした。通常の発想であれば、土地に対してどれだけ床面積を広くできるか、部屋数を増やせるかということになりがちだが、あえて部屋数を犠牲にしても、中庭を設けた。

 

「抜け感・解放感を大事にしたかったんです。

来ていただいた人からも、

『広く感じる』と言っていただけています」

 

PHOTO: YUNAGI MIKI

■ 終の棲家(リフォーム)

父が他界し、一人でこの家に住むことになった私の母の為のリ...

■ 桜の家

道路の向かい側にある桜の木を眺めたい。     ...

■ 田舎の暮らしを楽しむ家

初めてこの敷地に立ったとき、そこから流れるようにひろがる...

プロの住宅レシピ

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■ 珪砂を塗料にプラス、手仕事の風合いを感じる壁塗装

手仕事の風合いが活きた左官壁はとても魅力的ですが、予算面で左官工事を行うのが難しい場合があります。そこで塗装を選択するのですが、ノペッとした質感になるのは望ましくないので塗料に珪砂(けいしゃ)を混ぜるという手法をよく行っています。これは最初は塗装屋さんと話をする中で生まれたアイデアでした。珪砂とは石英を成分とする砂の一種で、建材や研磨などにも使われているものです。これを塗料に混ぜこんで塗ると、珪砂の粒が入ることで変化が出て、壁面に光の陰影が生まれます。写真1枚目のトップライトから差し込んだ光に照らされている壁にもその風合いが見てとれるかと思います。既製の珪砂入り塗料も存在していますが、価格が高めなのと調色や粒子のサイズなども後から入れる方が自由度が高いと思います。限られた予算内でも、工夫を凝らしながら理想に近づけることは建築家との家づくりならではの楽しさと言えるのではないでしょうか。

PHOTO: YUNAGI MIKI