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一級建築士事務所co-designstudio

木、土、鉄などの作家と協働で暮らしを中心とした住宅の設計を行っています。見た目のデザインだけでなく、その地域に根ざした環境に合わせ、デザインと性能を両立させた建築をつくる暮らしをつくる建築事務所です。


住所: 埼玉県草加市八幡町935-4シェアアトリエつなぐば2F

TEL : 048-911-8900
E-mail :kojima@co-designstudio.jp
URL : https://co-designstudio.jp

作品集

物件

■ 本と土間の家

クライアントとは自分のこれまでのつながりを辿って巡り合った、赤い糸で結ばれていたかのようなご縁から始まりました。

ご夫婦とも自分と同年齢、お子様2人の4人家族の住宅です。
クライアントからは、「本」、「本屋」、「不便な子供部屋」というご要望をいただきました。

ご主人が多くの本を所持しており、それを所蔵する本棚と将来的にその本を販売したり閲覧できるような小さな店舗ができるような空間を望んでいました。
奥さまも木の玩具などを多数お持ちだったので、様々な場所に本や玩具があるのが自然なような空間にしていこうと思いました。

アプローチからコンクリートの土間で一体につながる玄関を入ると、さらに土間が広がりそこには吹き抜けまで伸びる木々と壁一面の本棚があります。
外部に庭を作るスペースがないのと、自然に囲まれた空間で過ごすことができたら気持ちが良いなということから計画をしましたが、
実際に植栽スペースは南側に大きな開口部があり、そこから入ってくる風はとても気持ちが良いものとなりました。
ご家族の皆さまもこの土間での生活をとても楽しまれています。

冬場には土間にあるペレットストーブに大きなヤカンや鍋料理を置いて暖をとりながら過ごすことが可能です。
ストーブの熱や南からの日射も入ってくるので土間に熱を蓄えて、冬場でも快適な土間生活が過ごせます。

 

2階には1階の土間に面して吹き抜けがあり、読書ができるカウンターが設けられています。
この家には各所に本棚となる棚が設けられており、空間によって置く本が分けられており、場所、時間帯で利用範囲が変わっていきます。

また、決して大きな敷地ではないためなるべくコンパクトに、しかし、自分たちの趣味を楽しめる空間はしっかりととれるように子供部屋は極力小さくしました。
ご夫婦とも子供たちはいずれ家を出て独立していくという考えのもと、子供部屋は最低限の大きさで、不便で子供たちも早く家を出たいと思うように(笑)、
2人で4帖程度の大きさとしました。

 

今後、時間の経過と共にさらに使い方に変化が起こっていくでしょう。

 

PHOTO: 金田幸三

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PHOTO: 金田幸三

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 癒しの空間、青森ひばに包まれた浴室

家をつくる際に予算の問題などもあり、浴室に関してはユニットバスしか選択肢がなくなりがちです。しかしそれでは味気ないので、私たちの設計では青森ひばを貼った浴室をよく提案しています。ハーフユニットバスを使い壁面や天井は自由にデザインする方法をとれば、コスト面でもユニットバスとそんなに大きな差はでないので採用しやすいプランかと思います。青森ひばにはヒノキチオールという成分が含まれていて、抗菌・防虫効果のほかに、森林浴のようなリラックス効果が見込まれます。お風呂でリラックスして少しでも住まう人の日々の疲れが軽減されれば良いな、と思い提案しています。また、木というと水場で使うことを不安に思う方もいらっしゃるのですが、青森ひばは寺社・仏閣などでよく使用されている木材で耐朽力・抗菌力のある材質なのでカビなども生えにくく安心です。使用後に窓など開けて風通しをするくらいの簡単なケアで10年経ってもトラブル無く使用して頂けています。

PHOTO:金田幸三

■ 暮らしを豊かにする室内植栽スペース

『本と土間の家』では室内に植栽スペースを設けました。 施...