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樋口章建築アトリエ

私たちの考える住まいや建築は、建てる場所や規模、予算、使う人の考え方、スタイルにあわせて計画するため、いつも新しいものです。希望条件や周辺環境にあわせて試行錯誤を繰り返し、計画を練り、進めていきます。


住所: 兵庫県宝塚市花屋敷荘園1-19-3

TEL : 072-755-5607
E-mail :hig-aki@nifty.com
URL : https://www.sumai-sekkei-atelier.com/

作品集

物件

■ 徳島のコートハウス

敷地は徳島市の中心部より車で20分ほどの郊外で、ちょうど、近くの表通りにはショッピングセンターがあり、敷地裏手には田んぼが広がるような立地。
計画はクライアントの要望もありプライバシーを守りやすい23坪ほどの小さな平屋のコートハウスとした。
中庭を挟んで北側にLDK、南側に寝室、個室を配し、中庭はインナーテラスを介して、南側の田んぼに連続する。
これにより、中庭が閉じた感じにならず、また、南側からの風が抜け、リビングは、大変居心地のいい場所となった。

 

PHOTO:平井 美行

■ 春風の家

土地探しから始まったこの家づくり、紆余曲折の上、幅2m奥行...

■ 草津のコートハウス

敷地は滋賀県草津市の中心より車で10分程、また琵琶湖湖畔か...

■ 西宮の家

西宮市の閑静な住宅地に建つ。空間性を重視しつつ、耐震性、...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 不利な立地条件を魅力に 中庭の土間玄関

『春風の家』は周囲を隣家に囲まれた旗竿地で、外光を採りこむには、やや不利な条件の立地でした。そこで、この課題を解決するだけでなく、この家の魅力の一部に転換できるように考えたのが、光の集まる中庭とそこに面したガラス張りの土間玄関です。
いかにもな玄関スペースではなく、一階の居室前に土間を設けて、中庭との間をガラスで区切りました。内と外にタイルの床などの連続性を持たせ、屋外の延長のような玄関、屋内の延長のような庭に仕上げています。
この土地の採光の要である南東に配した中庭から、1階は玄関、2階は大開口の窓を通して光が降り注ぎ、家中に自然光を行き渡らせることが可能になりました。
また、気候が良い頃には玄関を開け放っておけるよう、造作のガラス引き戸の木枠にアコーディオン網戸を仕込んであります。使用しない時には枠の中に隠れるよう設計しました。2階の窓も同じく木枠の中に、こちらはロールスクリーンタイプの網戸が隠れるように設計しています。
このような工夫により、住宅密集地でもプライバシーを守りながらも明るく開放的という魅力ある家になりました。

PHOTO: 平井 美行