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一級建築士事務所シンクスタジオ

空と緑。自然の持つ豊かさを享受できるおおらかな建築。心地よい風が通り抜ける、五感を開放する空間。
各々の敷地の環境を読み取り、自然の摂理を身体で感じ、その場所でしか建たない建物を設計していきます。


住所: 大阪府大阪市北区中津3-26-14

TEL : 06-7493-1229
E-mail :office@syncstudio.jp
URL : https://syncstudio.jp

作品集

物件

■ 新庄のスクエアコートハウス

敷地は和歌山県田辺市。交通量の多い国道バイパス沿いに位置する。
建築主夫婦からはホテルライクな静かに暮らせる平屋の住宅を求められました。

傾斜地の平地部分に車二台が置けるスペースだけを残し、最大スペースを建築範囲と設定。
バイパスからの視線と騒音に配慮し、外壁に開口部を設けず、スクエアなボリュームにくり抜いた三つの孔から全ての光を取り入れました。
シンプルで生活感を排したインテリアに、空から差し込む光が彩りを加え刻々と変化し続けます。

 

PHOTO: Hirofumi Imanishi

■ 宝塚のライトコートハウス

敷地は兵庫県宝塚市。法令の厳しい敷地に7人が住む建て替え...

■ /(スラッシュ)

敷地は自然豊かな和歌山県那智勝浦町にある高台のニュータウ...

■ LIGHT CREVASSE – 中津のアトリエ –

敷地は大阪市北区中津。下町の長屋・工場の残るエリア。工場...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 光を集め、空間を広げる斜めの外壁

『/(スラッシュ)』は外壁を道路側に向けて傾けた建物です。これは敷地の条件から生まれた、採光とプライバシーの両方を確保するための形です。
敷地は住宅街にある高低差のある土地で、南側は現状は空き地ですが、将来的にどのような建物が立つか不確定な状況でした。施主の方と相談し、高低差は均すのではなくプランに取り込む、採光は将来が未知数な南側ではなく、環境変化の少ない道路に面した東側をメインとすることを決定しました。
東側をメインの採光にすると述べましたが、道路に面しているのでそのまま開くと生活が外に対してむき出しになってしまいます。そこで、東側に中庭を設けること、そして中庭を囲む壁は外へ向けて傾けることで、外部からの視線は遮りつつ、より多くの光を採り込める形としました。
壁の内側は白を採用し、光の反射でレフ板のように室内をより明るく照らし、壁が閉塞感を与えないように意図しました。素材も表裏ともに屋根材を採用し、傾きがあっても汚れが流れやすいよう設計しています。上方が大きく開くことで内部からの視線も空へ抜け、プライバシーを守りながらも床面積以上の広がりを体感できる空間となりました。

PHOTO:Hirofumi Imanishi