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STUDIO ALUC

住所: 東京都世田谷区玉川3-33-8BLOOM TAMAGAWA #402

E-mail :info@studioaluc.com
URL : https://www.studioaluc.com/

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 視線を躱して自然光を感じる窓辺の居場所

『I-HOUSE』の敷地は坂道に面した高台に位置し、視線の抜けが心地良い方角があったため、眺望や自然光を活かした家づくりを行いたいと考えました。
住宅が密集するエリアでは、周辺の視線を避けながらいかに自然光や景色を採りこむかが課題になります。
『I-HOUSE』ではリビングの窓辺に大きな造作ソファを設け、自然光を感じながら様々なシチュエーションでくつろいで過ごせる場所にし、ダイニングには周囲の視線を躱して眺望を楽しめる開口を設けました。
リビングとダイニングと述べたようにこの住まいでは2つの機能を分けています。壁で分断したわけではなく、空間としてはつながりながらキッチンを挟んで段差で緩やかに場面を切り替えた形です。
リビングの役割として、奥様は在宅ワークの際に集中して過ごしたいというご要望や、旦那様は大の字になって寝ころべるような場所が欲しいという声があったため、ダイニングと切り分けたほうが過ごしやすいだろうと考えました。段差により屋内の視線も切り替わり、窓辺のソファで外光の変化を感じながらゆったり過ごすことができます。
また、リビングの下は子供部屋になっており、2人いるお子さんが将来2部屋に分けるプランに変更した際にも、天井高が確保できて狭く感じないようにと意図しました。

PHOTO: Kenta Hasegawa