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野口修アーキテクツアトリエ

カタチをつくるだけならプロセスは重要ではありません。「暮らし」をつくるには、十分なコミュニケーションをとるプロセスがとても大事です。私たちはプロセスを大切に「暮らし」をつくる設計事務所です。


住所: 千葉県千葉市稲毛区天台5-24-7

TEL : 043-254-9997
E-mail :noguchi@ki-no-ie.net
URL : https://ki-no-ie.net

作品集

物件

■ 私の巣

お爺さまのお住まいが建っていた敷地での建て替えになります。お爺さまがつくった庭を活かし「山小屋のような家」を建てたいという建主のリクエストに応えるべく設計を開始しました。「子どもとの食事の時間を大事にしたい」と、ダイニングについては、かなりのこだわりがあり、大事な食事の時間の密度を高めるべく出来る限り小さなスペースにして親子の物理的な距離感を縮めながらお爺さまの庭に向けた大きな窓を設け百日紅の木をのぞめるようにして光と風を採り込みつつ開放感をつくり “ 狭いのに広い ” という良い矛盾のある空間になっています。屋根の構造をあらわすことで山小屋の雰囲気になると同時に「この上に床が無い」ことを無意識に感じて、軽快な気持ちになるようにしました。性能面でも低炭素建築物の認定を受けていると同時に薪ストーブも設置し、小さなエネルギーで快適に過ごすことができるようになっています。あたらしいのに懐かしい感じの平屋になりました。

■ 白子の家

大きな敷地の中に幾つかの建物が建っていて、その中の一つの...

■ ぼくらの家

東京都心から千葉にある両親の家と同じ敷地への移住です。母...

■ 鎌ヶ谷の家D

仕事に遊びに活発な女性のための平屋です。この「鎌ケ谷の家D...

■ 趣味と暮らす家

古い住宅地の中の敷地を見つけてこの家の計画が始まりました...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 住まう人の個性が活きたキッチンタイル

建築家が一人で設計した空間は整ってすっきりしたものにはなりますが、そこに建て主の方の個性をスパイスとして加えることで、予定調和を崩して、よりその人らしい暮らしができる場にしてほしいと考えています。
もちろん建て主の方の要望や、生活の様子などのお話をよく伺って設計していきますが、私自身の特徴として木の色や漆喰の白を活かして色数を抑えた空間を作っていくことが多いです。ですが、それによって住まう方が調和を崩してはいけないという緊張感を持ったり、制約を感じてほしくはないな、という気持ちがあります。
そこで、建て主自身の発想をプランにに加えることで、建築家の設計を超えたその人にとって居心地の良い空間を作るということをよく行っています。
その個性を表現する場となるのがキッチンのタイルです。ご自身の好きなタイルを選んで下さい、とお話しして生まれたのが写真のようなそれぞれのキッチンです。皆さんせっかくなので他にはないキッチンにしようと思われるのか、鮮やかな色を選ばれる方が多いです。楽しんで選んでもらえ、それぞれの家族の個性が活きた魅力的な空間になっていると思います。

PHOTO:小泉一斉(Smart Running一級建築士事務所)