江戸からかみ

日本の伝統技法を現代に活かす
江戸からかみ

上代定価:定番品 
襖判サイズ(W990×H1940mm)
16,800円/枚(税別)、18,480円/枚(税込)

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型番

弊社HP「江戸からかみ総合集」WEBカタログをご覧ください。

カラー

プロによる実名口コミ

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山田屋

建築家/山田 哲矢

2025年12月18日

■採用製品:江戸からかみ

天井には東京松屋の江戸からかみを採用。
文化財修復も担う東京松屋の技術とコストのバランスで選びました。
現在も板木を保有する工房としては東京で唯一であり、他の多くは空襲で焼失した歴史があります。通常は壁や襖に使われる素材で、天井への採用は非常に珍しい選択。
100年、200年経っても美しいと言われる空間を形にするため、この伝統技法を現代に引き寄せました。
採用した和紙は、削り和紙の木版刷り。雲母(きら)を混ぜ込んだ技法により、光が当たるとわずかにきらめく「尾形光琳・光琳波」の文様が浮かび上がります。水面の波紋が天井に反射し、雲がたゆたうような世界観を表現しており、土間の“渦巻き”と連動して「水と空の循環」を想起させる意匠です。
色は多数の候補から、空の色を映し込むような薄青を基調に選定。主張しすぎず、よく見ると光を宿す奥ゆかしい輝きを大切にしています。
施工は特に難易度が高く、通常の襖貼りのように四隅を糊付けする「袋貼り」は天井では難しいです。糊が垂れることなく、数十年後も剥がれない貼り方を求め、現場で試行錯誤を重ねて最適解を導き出しています。

タウンファクトリー 一級建築士事務所

建築家 酒井 哲 太田 陽子

2024年04月10日

伝統の技法が活きた美しい江戸からかみです。
住宅の襖などに使用するのですが、版木を使った手摺りで作られているので、表面に凹凸などもあり風合いが良く、空間の雰囲気を作り出してくれます。
ただ品質の良さに比例して高価なものではあるので、予算によっては廉価な印刷バージョンを使用することもあります。

製品PR・特長

「江戸からかみ」は和紙に様々な装飾を施して作られた工芸品です。
襖紙壁紙で使用される室内空間の仕上げ材です。
江戸初期、京都の唐紙師の流れを汲む職人が移住し、江戸の家屋の襖に貼られるからかみを製造。『享保千型(きょうほうせんがた)』の呼称が今も残るほど、数多の文様が展開し栄えました。
伝統技法の手摺り襖紙見本帖「江戸からかみ総合集」は江戸からかみ、全国の手漉き和紙、お茶室の腰張り紙、障子紙、伝統錺金具引手を収録した総合見本帖です。
定番在庫商品とともに、お客様ご指定の和紙・文様・摺り色で製作する別註商品も幅広く揃えてございます。

国指定伝統的工芸品、東京都指定伝統工芸品、地域団体商標登録商品。

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