プロの住宅レシピ 家族に配慮した、独立キッチン

羽田 佑輝 ・ 羽田 彩乃
「来客時に生活感が見えすぎないようにしたい」というご希望から、独立型キッチンとしました。
独立キッチンでありながらも完全に仕切らず、カウンターとのぞき窓でLDKとゆるやかにつながります。
カウンターはご夫婦が晩酌を楽しむための場所にもなり、カウンター上にはお気に入りのお酒や小物も飾れる棚も設け、日々の暮らしに彩りをプラスします。
将来的に犬を迎える予定があることや、お子さんが小さいことから、キッチンの入り口は腰ほどの高さの片引き戸を設けることで、家族の安全に配慮しました。目線も抜けるので、家族の気配も感じられ、孤立しない心地よさがあります。
キッチンはすべて造作で仕上げ、使いやすさを追求しています。よく料理をするご主人の使い勝手にも配慮し、男性でも腰に負担がかからず使いやすいよう、食洗機の位置や作業台の高さなど細かく調整。 また、「何をどこに置くか」を丁寧にヒアリングし、収納や配置にもこだわりました。
機能性と家族への配慮、そしてちょっとした楽しみを詰め込んだ、やさしいキッチン空間です。