プロの住宅レシピ 暮らしに遊びを。窓越しにつながる住まい

宮﨑洋・宮﨑友紀子
築数十年を経た日本の住宅を、住み手の感性で楽しくリノベーション。もともとの間取りをベースにしつつ、室内の仕切りにはガラスのパーテーションを取り入れ、空間のつながりと見通しの良さを確保。リビング越しに見えるのは、ゲームや趣味、くつろぎの時間を楽しめる多目的スペース。パーテーション越しに視線が抜けることで、開放感がありながらも程よい距離を保つことができます。天井は思い切って取り払い、梁をあらわしにすることで高さと抜け感を生み出し、お店のような雰囲気に仕上げました。
キッチンは元の位置を活かしながら、水まわりやパントリーを回遊できる動線でつなぎ、暮らしの中に自然な広がりを持たせています。閉ざされていた空間に光と遊び心を取り入れ、家族の気分が上がる“住み手らしい”住まいとなりました。