プロの住宅レシピ 心地よさを大切にし続けたい、介護を見据えた玄関
京野 宏亮
介護のことを考えて行うリフォームは、機能や便利さを重視するあまり、どうしても介護色が前面に出てしまいがち。しかし、建築士が設計する介護を見据えた住宅は、機能や便利さを担保した上で、介護色を感じさせない、おしゃれな住宅になります。
こちらの住宅は、ガーデニングが好きなお施主様。車いすや移動ベットが入るよう、玄関を大きな土間へ変更。段差にも配慮した設計になっています。
リビングと土間、土間と庭をつなぐ扉を全面ガラスの引き戸にすることで、リビングにいながらも庭全体を眺め、楽しむことができます。
土間に置かれた椅子に座わり、くつろぐ時間は毎日の楽しみのひとつになります。