プロの住宅レシピ 多様な自由空間と光がつながる住まい

矢部正人建築設計事務所
矢部正人

LDK。ダイニングキッチンは天井をやや低めに設計し、落ち着きのある空間に。南面の窓からやわらかな光がたっぷりと差し込む。

2階。色や素材を絞り込むことで、無駄のない洗練されたミニマル空間に。

リビングは床を一段下げた設計に。空間に程よいこもり感が生まれる。天井を抑えたダイニングキッチンに対し、リビングは吹き抜けにし、空間に緩急が生まれる。

読書をしたり、ごろりと寝転んだり。自由に過ごせる、一段下がったリビングの床。

程よい自然光が空間を包む、落ち着いたキッチン・ダイニング。

光と空間がゆるやかに溶け合う、この住まいは上下がつながるワンルームのような開放感を追求して設計されています。約7メートルのあらわし梁が象徴的な屋根の下、スキップフロアの一部が下がったくつろぎのスペースが自由な居場所をつくりだしています。
2階の斜め天井に沿った廊下状のスペースは、多彩な使い方ができる自由度の高い空間。南面の大きな窓から差し込む豊かな光が明るく心地よい風通しをもたらしています。作業スペースには構造合板をあらわしにした大きな棚を設け、素材の質感が空間にさりげないアクセントを添えています。
リビングは約7メートルの天井高で伸びやかさを感じさせ、キッチン・ダイニングは約2.2メートルに抑えて空間にリズムをつけました。
家族の気配を感じながら、それぞれが自由に過ごせるベンチのような居場所が点在し、部屋全体がサンルームのような柔らかな光に包まれた落ち着いた空間が生まれました。

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