プロの住宅レシピ キッチンとつながる、可変的なスタディーコーナー

Nido architects
一色 信宏
壁材(マグネットクロス)

造作のキッチン背面と一緒に作ったスタディーコーナー。テーブルは取り外しができる。

ライフスタイルに合わせて、テーブルや照明など可変性を重視に。

和室の上部にはポリカポネートを使用し、圧迫感を感じさせない空間づくりをしている。

天井は屋根の形に合わせて高くとり、南側には高さのある窓を設け、光をたっぷりと取り込めるようにした。

元気な三兄弟を育てる子育て世帯の住まい。
「キッチンで家事をしながら、子どもたちの勉強を見てあげたい」というご要望から、キッチンに隣接するようにスタディーコーナーを設けました。
このスペースは勉強机としてだけでなく、家事の合間に使える作業場所としても活用できます。お子さまの成長に合わせてライフスタイルが変化していくことを見据え、可変性のあるつくりとしました。机は自由に動かせるデザインで、小さいうちは勉強場所として活躍し、将来的には単体のデスクとして別の場所でも使用可能です。

また、照明計画にも工夫を加えています。スタディーコーナーにはライティングレールを設置し、将来的にライトを増設したり光の角度を変えたりできるようにしました。年齢や用途に合わせて明るさを調整できるため、長く使いやすい環境が整っています。
特に子育て世帯の住まいでは、将来の変化に柔軟に対応できる自由度を持たせることが大切。その工夫が詰まったキッチンまわりの計画となりました。

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採用されている製品

クロス|株式会社サンゲツ
株式会社サンゲツ
Nido architects
一色 信宏
ここが私の評価ポイント!
今回採用したマグネットクロスは、ビニールクロスの下地として施工できる便利な素材です。 壁自体がマグネット対応になるため、掲示板やフックを取り付けるような感覚で使え、暮らしの幅が広がります。模様付きのタイプもありますが、下地専用として採用すれば、見た目は通常のクロスと変わらずすっきり。子どもの作品やメモを気軽に飾ったり、キッチンでレシピを留めたりと、アイデア次第でさまざまな活用が可能です。実用性とデザイン性を兼ね備えた製品です。
採用製品
Nido architects
一色 信宏

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