プロの住宅レシピ 既製品のキッチンをリビングダイニングに調和させるひと工夫

FEDL(ファーイースト・デザイン・ラボ)
伊原 孝則

リビングダイニング側から見た空間と調和のとれたキッチン。

キッチン側から見ると、奥様ご希望の白いキッチンになっている

施主様希望のカラフルな内装に合わせたキッチン

LDの雰囲気に合わせつつ、施主のお身内がお勤めのキッチンメーカーの製品を採用

家を建てる際に、こだわり抜いた自分好みのオーダーキッチンを創る楽しさもあれば、既製品のシステムキッチン等が持つ使い勝手の良さやコスト面のメリットもあります。 ここで紹介するのは、既製品のキッチンの持つメリットや施主様の要望を活かしつつ、インテリアの調和を崩さない工夫です。
キッチンは家具と同じような扱いになってきていると感じます。空間との調和が重視されますが、フルオーダーで製作するには施主自身がキッチンの使い方を明確にイメージできているなどある程度の経験が必要になる部分もあります。それが難しい場合には、一般的な使いやすさを持っているシステムキッチンを選ぶ方がベターなケースもあります。また、身内の方がキッチンメーカーにお勤めでそこの物を採用したい、奥様が以前から理想だった白いキッチンを採用したいというご要望を頂くなどもあります。そういった時に既製品のキッチンをむき出しにせず、リビングから見える前面や上部にカバーや装飾をつけることで、要望を活かしつつ無理なく空間に溶け込ませることができます。

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FEDL(ファーイースト・デザイン・ラボ)
伊原 孝則

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