プロの住宅レシピ 遊び心溢れる『アスレチックする家』
前 真吾
その名の通りアスレチックができる家です。これは施主であるご主人の要望で生まれた設計です。施主の方はとても楽しい方で、ご要望を活かして遊び心満載の家になりました。
都会的で開放的なデザインの住宅ですが、吹き抜け部分にのぼり棒とDECO バブルズというボルダリングができる室内アスレチックを設置しています。のぼり棒は2階と3階の吹き抜け部分をつないでおり、3階から伝って降りてくることができます。ご主人は登るほうも試されたようですが、大人にはなかなかハードだったようです(笑)。DECO バブルズはアクティビティだけでなく、3階と吹き抜けの上部スペースをつなぐハシゴ代わりの役目も担っています。この箇所に関しては施主の方と相談の上、割り切って他のハシゴなどの設備を設けなかったので、上がるためには必ず運動をすることになります。まさに『アスレチックする家』です。
全体のデザインの中でアスレチック設備が浮かないように、階段にもマッチするパイプ調のロッドのものを採用して遊び心とデザイン性を調和させています。