プロの住宅レシピ お茶ができる広い玄関土間
守谷 昌紀
奥様がいちばん叶えたかった「あちこちでお茶ができる家」がこの住宅のテーマです。
真南方向では毎年大きな花火大会が開かれることや、街並みへの配慮、西日を遮り、庭のプライバシーを確保する理由から、南を向いたへの字型の住宅としました。
への字型にすることで、キッチンからは1階全体を見渡すことができ、反対に玄関土間からは、室内が見えにくくなります。片引き戸を閉めれば大きな玄関土間が、おしゃれなカフェのような空間に変身。お客様を土間に招き、カジュアルにお茶をしながら会話が楽しめます。
玄関土間だけでなく、キッチンダイニングや2階のファミリースペース、テラスにもお茶が楽しめる空間を作ることで、奥様の願いを正確に形にしています。