プロの住宅レシピ スイッチ位置で重⼼を下げる 空間の広がりを⽣み出す⼯夫

稲山貴則建築設計事務所
稲山貴則
トグルスイッチ

95㎝の⾼さに設置されたトグルスイッチ

木製つまみ

階段部分で95㎝の⾼さに設置されたトグルスイッチ。スイッチ⾃体もデザイン性のあるも のを選択。

階段横のスイッチ位置で重⼼を下げて、上部空間の広がりををより活かしている。

スイッチ位置は低く設定。空間の広がりを感じられる⼦供部屋。

電気のスイッチの⾼さを⽇常の中で気にされたことはあるでしょうか?実は分譲・賃貸マ ンションや建売住宅などのスイッチは床から110〜120cm に設定されていることが⼀般的 です。しかし私の設計する住宅では、90cm前後に設定することが多いです。 これにより、⽬線が下にずれるので、全体の重⼼が下がります。すると上部の空間がすっ きりして広がりが⽣まれます。
普段⽣活している中であまり意識することなのない部分か もしれませんが、この30cm の違いで、同じ広さでもより快適な空間を感じられるように なります。家づくりを考えている⽅におすすめしたい、私の定番の⼯夫です。

PHOTO:⿃村鋼⼀

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採用されている製品

金物パーツ|toolbox
株式会社TOOLBOX
稲山貴則建築設計事務所
稲山貴則
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:トグルスイッチプレートMINI
家のインテリアに合わせ、このトグルスイッチを良く採用しています。トグルスイッチ自体にデザイン性があるので、見せるスイッチとして空間のノイズにならないので使用しています。サイズもバリエーションがあるので、スイッチが一つでよい箇所ではミニマムな正方形のプレートが選べ、いかにもスイッチです、という雰囲気にならないところも魅力です。
採用製品
木のつまみ|戸戸(こと)
Camp Design inc.
稲山貴則建築設計事務所
稲山貴則
ここが私の評価ポイント!
『内庭の家』の収納の把手に使用している木のつまみです。シンプル木のあたたかみがあり、形のバリエーションがあることに加え、機能面でも円錐台の形で手前が広がっているのでつかみ易く優れています。また、材質が木なので静電気が起きず、金属のパチッというドキドキ感がないのも使いやすい製品だと思います。
採用製品
稲山貴則建築設計事務所
稲山貴則

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