プロの住宅レシピ 室内と室外をつなぐ、建物と自然に囲まれた中庭づくり。
久保和樹
広大な保安林に囲まれた敷地。西側のみ隣地に接し、敷地が一番高く行止りの道路に接するという条件でした。そこで北と西にL型平屋の建物を配置し、周囲からの視線を遮りつつ、建物と保安林に囲まれた中庭のような空間のある家としました。
リビングは庭に向けて極力大きく取り、自然と一体化したような空間へ。建物が庭に面している部分には壁をつくらず、視線を遮らない開放的な空間にしました。
オーダーの大サッシをつかい、サッシ枠を床や天井で見切り、縁側と室内の床レベルを揃えて、室内外が繋がったような空間になっています。