プロの住宅レシピ 子どもたちの居場所にもなる大きな出窓
中山 大輔
夫婦と子ども2人の4人家族が快適な生活を築くために取り入れた大きな出窓。
奥行き80センチある出窓がリビングの延長となり、こどもたちが昼寝や遊びを楽しむ居場所にもなっています。窓からの日差しも暖かく、おとなりの風景や緑を感じながら過ごせます。
小さな空間に合わせて、人が腰を掛けやすい高さに開口部を設計。気軽に座れる空間として、読書灯も設置しました。
玄関から入るとすぐに現れるLDKは約14帖。この大きな出窓が外の景色に視線を誘導することで、空間を広く感じさせます。天井と床には杉の厚板を採用し、テーブルや棚も造作することで統一感を持たせました。壁には白壁を採用。素材選びと窓の配置により、狭さを感じさせないデザインが施されています。
大胆な窓のアイデアと緻密な設計により、小さな空間ながらも開放感ある暖かな住まいとなりました。