プロの住宅レシピ 築58年小さな平屋の良さを引き出すリノベーション

REGION STUDIES
白坂 隆之介

耐震壁を集約し間仕切りを減らし、天井も撤去。ワンルーム化することで、どこにいても庭を感じる平屋住宅へ

サッシの下枠を床よりも下に設けることで、リビングと庭に自然なつながりが生まれる

ブロック

梁や柱はそのまま残し、古材の質感を活かし、新旧の素材のバランスに重点を置いた

アルミサッシ

庭から見たリビング

築58年の住宅を新たな魅力ある住空間に蘇らせたリノベーション。
もともと平屋の小さな住宅は、細かな区切りが多く、南向きの大きな窓がありながらも屋外の雰囲気を感じることが難しいものでした。 そこで、リノベーションでは耐震壁を集約し、間仕切りを極力減らし、天井も撤去。ワンルーム化することで、どこにいても庭の雰囲気を感じられ、居心地の良い空間としました。特に、リビングと庭を結ぶ大きな開口部は、サッシの下枠を床よりも下に設けており、屋内外が一体化したような印象を与えています。
リノベーションでは、既存の柱と梁をそのまま活かし、古材ならではの少し荒々しい風合いを残したまま、新たに仕上げた勾配天井にはラワン合板の裏面を使用するなど粗めのテクスチャを基本とし、土間床は外構舗装でもよくに用いられるインターロッキングブロックを採用しました。
新旧の要素のバランスを大切にしながらも、それぞれの良さが引き立つ設計となっています。

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採用されている製品

エクステリア資材|TOYO
東洋工業株式会社
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白坂 隆之介
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:ハイブリック6(G-2)
今回土間床には、外構舗装でもよく用いられるインターロッキングブロックを採用しました。ベタ基礎の上に断熱材を敷いた上、再度土間として仕上げる目的でコンクリート土間との比較になりましたが、並べるだけのブロックの方が、今回はコスト的に分がありました。リノベーションならではの古材の雰囲気にも映え、特徴的な土間になったと思います。
採用製品
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白坂 隆之介
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:AP フレミングJ
同社のサッシについて、東京のショールームで断熱性能が体感できており、信頼感があったため採用にいたりました。ウェブカタログが見やすくサッシの見付寸法などがわかりやすかったことや、営業所の対応が迅速であったことも採用に繋がりました。
採用製品
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白坂 隆之介

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