プロの住宅レシピ インナーガーデンのある暮らし

阿曽芙実建築設計事務所
阿曽 芙実

住宅の中心に作られたまるで屋外のようなインナーガーデン。

斜めにつくられた玄関からインナーガーデンへとつながります。

部屋から見るインナーガーデン。

空に抜けているかのようなトップライトと小さな街の雰囲気さえ感じるインナーガーデン。

「路地」と呼ばれている廊下。この植栽も地面に土に直接植え込まれているため元気に成長します。

緑溢れるこちらの住まいは、住宅の中に屋外のような「インナーガーデン」が広がります。
まるで空に抜けているかのような天井は、大きなガラスのトップライトを採用し、自然光と開放的な雰囲気を取り込みます。アルミの壁が光と空間の景色をぼんやりと映し込むことで、連続性と広がりのある空間を生み出します。
玄関からこのインナーガーデンまではジグザグとした路地のような廊下で繋がります。 廊下の植栽が路地のような雰囲気を醸し出し、インナーガーデンに接する部屋はまるで小さな街にいるような気分になるデザインです。
建物はシンプルな長方形ですが、間仕切りを45度傾けることで、ジグザグした路地のような廊下が生まれ、住宅に奥行きが生まれました。
植栽は基礎を抜いて直接土に植え付けられているため、地面にしっかりと根を張り元気に成長できるよう配慮されています。
大胆なデザインと細部へのこだわりにより、インナーガーデンまでの道のりも楽しくなる住宅です。

Photo :Shigeo Ogawa

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