プロの住宅レシピ ちょっとした贅沢を楽しむ、ヌックスペース

アトリエ永日
永井 康晴

洗面台横につくられたヌックスペース。

収納棚にも本棚にも。

北欧で設けられることが多い「ヌックスペース」。こもるような居心地の良い空間を指しています。
施主からそんなヌックスペースが欲しいという要望がありました。敷地の北側には自然豊かな景色が広がっており、まさにヌックにうってつけ。
一番美しく見えるであろう方向に少し角度をふったヌックはラワン合板で仕上げ、まさに洞穴感。景色を眺めながら、読書やコーヒータイムを楽しむことができる、ゆったりとした一人の時間を過ごすのに最適な空間となりました。
住まいの中にこうした場所が一つあるだけで、日常生活の質が格段に向上します。ゆったりと過ごせるヌックスペースが、住まいにささやかな贅沢と、心地よい時間をもたらしてくれます。

Photo : 八杉和興

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