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note architects

note architectsには標準プランや標準仕様というものがありません。お一人お一人に合った建築をつくっていきます。その場所や暮らしに合わせていくための多くのアイディアの引出しを用意しています。


住所: 東京都江東区三好3-7-9ファーストハイツ 1F

E-mail :info@note-arch.com
URL : http://note-arch.com

作品集

物件

■ 清澄長屋

岩崎家の旧庭園に沿って建つ長屋の改修計画。
明治時代から変わらない庭園の景色が眼前に広がる、築100年の長屋である。

決して広いとは言えない窓から見える緑を、部屋のどこにいても享受できるような住宅にしたいと考えた。
単に窓を広げることは構造的に現実的ではなく、目の前の環境を部屋中に充満させるような設えを目指し。

水回りや寝室などの個室は3階にまとめ、部屋を分断していた階段室の壁を取り払い、キッチンを中心とした大きなワンルームとした。

造作家具やフローリングには薄く白い塗料を塗り、緑以外の色を脱色させ、一方で躯体の塗装を緑が映えるように補色関係にある赤を少しだけ入れたカラーとし、光の当たり方、角度により白にも薄赤にもベージュにも変化する、揺らぎのある空間をつくった。

カラーの増減操作に加え、さらに庭園側の床、キッチンやレンジフードは艶のある素材を選択し、反射により緑を奥まで引き込んだ。

繰り返される増築により、自然から切り離された生活を開放し、都市と自然の間にある環境が活かされた住まいとなった。

 

PHOTO:Hiroki Kawata

■ 半間の接線

懐かしい趣のある商店街近くに建つ、地元密着型の施工会社の...

■ お手伝いさんたちの家

5人のお手伝いさんたちが暮らす、築50年の住宅の改修。 お手...

■ 草津別荘

観光地から離れた静かな別荘地に建つ、山荘の改修計画。 &nb...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 存在感を消したトイレ

まるで壁のような仕上げで存在感を消したトイレです。
この『清澄長屋』は、来客も比較的多いため、3階の寝室や水回りなどのプライベート空間を通らず、下のフロア(1階玄関、2階LDK)で来訪者の行動が完結できるようにしたいと考えました。
そこでトイレを下のフロアにも設置し、大きなワンルームとなっている2階のLDKからそのままトイレに入る配置となりました。部屋の中でトイレの存在が主張するのは気持ちがよくないと考え、生まれたのがこの工夫です。写真1枚目のように、ドアと左右の壁部分の木材を等間隔に割り付け、天井部分まではふさがない形にして、一見ドアとは感じないようにデザインしました。合板仕上げの扉で、トイレスペースの垂れ壁部分にかぶさるので壁部分とドアが同じ見え方になります。
手洗い部分も外に出して、トイレ用だけでなく独立した手洗い場として使えるように設計しています。

PHOTO:Hiroki Kawata

■ 脱衣洗面トイレ一体型スペースのメリット

ホテルライクなスタイルともいわれる脱衣洗面所とトイレが一...

■ 静かな存在感のタイル壁

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