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宇治川大園建築設計事務所

こんにちは。夫婦ふたりで京都を拠点に活動する一級建築士事務所「宇治川大園建築設計事務所」です。人の気持ちに寄り添いながら、「空間の繋がり」から「人の繋がり」が生まれる場所を設計していきます。


住所: 京都府京都市右京区常盤仲之町1-1太秦トキワ荘R2

TEL : 075-888-7039
E-mail :ujizono@ujigawaozono.net
URL : https://ujigawaozono.net/

作品集

物件

■ マルハウス

「ちりめん街道」を代表とした伝統建築物が残る京都府与謝郡に建つ、夫婦と子供3人のための住宅。
計画地は周辺地域の方が利用されていた教会跡地であり、住宅メーカーによる新しい建物と昔ながらの瓦屋根の日本家屋が混在した場所となる。周囲は将来的に住宅が立ち並ぶことが想定された為、敷地の記憶をたどり周辺に対して逸脱しないスケールとなるよう計画をした。

 

計画として、周囲の伝統建築物のボリュームを参照して、大屋根は平入り切妻型とし、積雪が多い地域となることから半屋外の土間が平入り片流れ型のボリュームで取り付く形状としている。大屋根を支える2層分の架構(地場産材の桧・杉材を使用)の下に設けられたウッドデッキスペースは縁側のように中間領域として「内と外」「家族と地域」など様々な関係を結ぶ居場所を目指した。

 

内部空間は一続きの空間としながらも、「ズレ」によって空間を知覚として多様に享受できないかと考えた。段差による「断面のズレ」は視線の変化とたまりしろをつくり、ゾーニングによって生まれた「軸線のズレ」は室同士の関係に連続性をもたせ、「動線のズレ」によって一筆書きの動線に離れた場所同士が一瞬だけつながるような距離感を設えた。軸線と動線を交差させながら狭めたり広げたり、方向性をつけることで空間の多様性を意図した。


また随所に1:1、1:3、1:√2、1:√3といった普遍的な比例を用いることで、単純な比がもたらす秩序を空間に与えるよう構成している。

 

小さな家であるがゆえに動線を分断せずに滑らかに続くようにし、家族の中に「新たな間合い」を与え、多様な生活の場とのつながりが生まれることを望んでいる。

 

PHOTO:amu photograph 吉田祥平

■ ハセハウス

歴史的に古くから職住一体型の住宅が立ち並ぶ地域。店舗併用...

■ アサハウス

田園風景広がる京都府京丹後市に建つ住宅です。本計画は土地...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 和室の遊び心 ダイヤ模様の畳敷き

『マルハウス』は、周辺に伝統的な建物と新しい住宅が混在した地域で、外観は奇を衒うのではなく普遍的な佇まいである方が暮らしやすいと考えました。
そこで、室内は落ち着いていながらも少し遊び心を持たせたいと思い、その中の一つとして和室の畳をダイヤ模様に敷きました。
写真では色が2色に見えますが、これは畳の目の向きの違いでこのように見えるもので、同じ色の畳を使用しています。畳はい草ではなく和紙畳を採用しています。これは、い草の畳よりも薄くて軽いものなので、カットすることができます。それにより、ダイヤ模様の斜めの敷き方でも部屋の端も部屋の形に合わせて収めることができます。
このように何か特殊なものを使用するのではなくても、使い方を変えてみることで少しの遊び心を空間に加えることが可能です。

PHOTO:amu photograph 吉田祥平

■ 愛着の湧く家  ~住む人の手仕事が活きた壁面~

施主の方の性格や暮らし方が反映された、その人、その家族だ...

■ 猫と人がのびのびと暮らす住まい

昨今は、猫と暮らす方も多くなってきています。この『ハセハ...