タカセモトヒデ建築設計

私たちはクライアントとの会話や、敷地の特性から
ヒントを得て設計を行っていきます。
ともに考えていくパートナーとして・・・
快適といえる住まいの設計に携わることができれば
こんなにうれしいことはありません。


住所: 三重県伊勢市小俣町明野1708

TEL : 0596-64-8635
E-mail :info@takasemo.com
URL : https://www.takasemo.com/

作品集

物件

■ 農家住宅の改修 Ⅱ

農家住宅のリフォームです。

外観は押さえ縁のある木張りで調和を図っていますが、

内装は思いきってガラス建具や鉄骨階段を採用しています。

 

 

PHOTO:Takashi Uemura

■ 大屋根の家

T型の平面プランに家族を守る大屋根をかけました。 庇の下が...

■ 光柱の家

2階建て住宅から平屋への住み替えで、いわゆる終の棲家です。...

■ 杜のとなり

ガレージ棟と住居棟を屋外テラスでつなぎ、となりの神社の杜...

■ 離れのリフォーム

一部増築も含めた離れのリフォームです。 天井を勾配天井に...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 「機能」と「暮らしやすさ」をデザインに変えた、終の棲家

ご夫婦が終の棲家として、将来を見据え丁寧に向き合いながら建てられた平屋の住まい。
長く住んだ二階建ての住まいを子世帯に譲り、同じ敷地内に新たな平屋を建設しました。
敷地は三角形に近い変形地で、矩形で作るのは難しいため、敷地の形をそのまま住まいの形に反映しました。変形敷地に沿った寄棟屋根はこの住まいの特徴のひとつです。

ご高齢のお施主様は視力が低下し始めており、車椅子利用も想定した住まいづくりが求められました。車椅子でもスムーズに移動できるよう、廊下は広く取ってゆとりをもたせ、角の負担が軽減できるよう丸みのあるデザインに。
また、視力が弱くなった際にも「今どこにいるか」が把握しやすいよう、壁を左右非対称に設計。手を添えて歩いたとき、壁の形の違いによって方向が分かるようにしています。
暮らしやすさや機能を重視しながらも、高齢者対応を感じさせないデザインは、この住まいの大きな魅力です。

リビング周りの細々した収納、テレビボード、ペットスペースなど、家具のほとんどは造り付けとし、埋め込み式収納を採用。これも車椅子の生活で、動線を妨げないための配慮です。
天井には、変形敷地に沿う寄棟屋根の構造をそのまま現しとしています。
通常は10.5センチほどの梁を使うところ、ここではあえて6センチの細い梁を採用することで、空間を軽やかでリズミカルな印象に仕上げました。複雑な屋根形状を「見せる美しさ」として活かしています。
建物中央が暗くなりがちな平屋も、住まいの中心にトップライトを設け、落ちてくる光をゆるやかな曲面の壁で受け止めることで、やさしい光が空間全体に広がるよう工夫しました。
「光の明るさを最後まで感じてほしい」という想いから、光が生活の安心につながるよう設計しています。
ヨーロッパの建築や教会に見られるような、光が上へと向かう美しさを意識した住まいで、お施主様に寄り添う、穏やかでやさしい住まいとなりました。

■ 和モダンリフォーム  ガラス建具でLDKとつながるシースルー階段

『農家住宅の改修 Ⅱ』では、改修前の和風の家屋の雰囲気を残...