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エム・アンド・オー

私たちはクライアントと趣味や暮らしのことまで率直に話し合うことを大切にしています。ふさわしいと思われる住まい方を読み解き、この人、そして、この土地にしかない「テーマ」を見つけ出し、住まいをつくります。


住所: 北海道札幌市西区発寒3条1丁目8-5

TEL : 011-669-7100
E-mail :info@mando.jp
URL : https://www.mando.jp/

作品集

物件

■ 銭函のタキビハウス

札幌の隣町、小樽市銭函に建つ築45年の古屋のリノベーション計画。

155坪というゆったりとした敷地は銭函天狗山を含む山々を望むことができ、近隣に建つ木工製品加工工場の佇まいも借景となっている。

計画の特徴は、建築面積の約1/3の広さを持つ、玄関からリビングへ続くアウトドアショップのような土間空間を作ったこと。土間の突き当りにはこだわりの薪ストーブが鎮座する。

元々4LDKだった住宅の2階の1室を解体し、リビングからつながる吹抜けを作って1階からも2階からも眺望を楽しめるようにしている。

外では、駐車場の他に施主が半DIYで作り上げた物置や薪棚で囲われた庭で、週末ともなるとタキビを灯しのどかな田舎暮らしを楽しむことができる。

■ PIANO HOUSE Ⅱ

ピアノ練習用の防音室を備えた木造3階建の戸建て住宅。

■ テレビドラマの家

大きな家のリフォーム。既存住宅が2×4工法で建てられ...

■ ワンハウス

間口9m奥行27mの細長い敷地に、テラスや庭とのかかわりを持...

■ すらいどハウス

クライアントさんからの要望聞き取り作業は毎回とても楽しい...

■ 森の家

九州から仕事で移り住んできたご夫婦は、大切な家族(ジャッ...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 譲れない希望をかなえたすべり台のある家

私たちは、施主の方の暮らしへの希望を聞いて、たとえ条件的には難しいことだとしても、プラスに転換しておもしろいものにしたいと考えています。
その中でも、試行錯誤が必要だったのがこの『すらいどハウス』です。

「家の中にすべり台が欲しい」という要望を最初に聞いたときは、スペースなどの条件からかなり難しいと思いました。
通常、階段が1つあるだけでも、家全体のプランに大きな影響があります。すべり台も加えるとなると、面積や構造的に全体が制御されてしまいます。あまりやりたくないな、というのが最初の正直な気持ちでした。
お子さんもいずれ大きくなるから必要ないのでは、と思いながらよくよくお話を聞いてみると、すべり台が欲しいのは奥様だったのです。それを聞いて、これが家づくりの夢であるのならば何とかしてつくろうと思いました。
そこからは公園で、滑りやすさ、角度、安全性を検証したり、適切な角度で2階と1階をつないでもすべり台に必要な距離が長くなりすぎないように、1階に楽しめる小上がり空間(ブックヌック)を設計するなど工夫を重ねました。
ブックヌックの床下部分や、すべり台の距離を調整する目的もある段差には収納も設け、すべり台が家全体になじんだプランとなるよう設計しました。