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村上康史建築設計事務所

私たちは建築を通して、心地よい地域社会をつくることをビジョンとしています。住まい手はもちろん、地域にとっても風通しのよい環境をデザインすることで、心豊かに過ごせるまちの風景を実現したいと考えています。


住所: 東京都東京都国立市富士見台3-6-3-201

TEL : 042-808-1603
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URL : https://ymarchi.com/

作品集

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■ 鎌倉山の住宅

鎌倉山の住宅

 

敷地は鎌倉山の北斜面の風景に正対する高台の住宅地です。
敷地の南側には多くの樹木が生い茂っており、旧家の庭の面影を残していました。
加えてこの近隣一体は長い年月をかけて形成されてきた緑豊かな景観と住民同士の良好なコミュニティが現在でも維持されています。
こうした近隣環境との関係性を踏まえながら、正対する山並みへの眺望、既存の樹木群といった各要素を紡いでいくように住宅の建ち方を考えていきました。

 

PHOTO: 髙橋 菜生

■ 新森の住宅

大阪市内の新旧の建物が建ち並ぶ住宅地に建つ4人家族のための...

■ 北白川の木賃アパート再生 tede

築60年が経過する京都市内の木造賃貸アパートの改修です。か...

■ 四条のシェアオフィス

京都市の都心部に計画したシェアオフィスです。コロナ渦を通...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 屋外のような開放感 トップライトとグレーチング階段

『新森の住宅』は大阪市内の住宅密集地という立地で、採光や外からの視線の回避という点でやや不利な条件でした。
施主の方は明るく開放的に暮らしたいという希望をお持ちで、その理想を叶えるために様々なプランを検討しました。
打合せをしていく中で、吹き抜け土間にトップライトをつけて1階の多目的土間スペースまで自然光を届けるというプランが最初に決まりました。
そこでトップライトからの光を通す階段を設計することとし、選択したのが屋外のような雰囲気を演出するスチールグレーチングでした。グレーチングは道路の側溝の蓋などにも使われる工業製品ですが、うまく木や白い内装と調和させれば程よいラフ感が活かせます。
思い切った素材選びではありますが、今回のご要望にはとてもマッチしていました。また、木製ルーバーやエキスパンドメタルなどの特注品を製作するのに比べ、既製品の利点でコストも抑えられ、個性的でありながら無理のないプランとなりました。
これにより住宅密集地でも明るい1階を実現し、土間スペースがセカンドリビングのように活用される場となりました。

PHOTO:髙橋 菜生