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小川貴之建築デザイン

「一生に一度のマイホーム」そんな大切な時間を過ごす居場所を理想とこだわりを持ってつくりたい、その思いを遠慮なくぶつけてください。皆様の夢や希望をデザインし、オーダーメイドでつくるのが私たちの仕事です。


住所: 神奈川県川崎市中原区下小田中1-25-14

TEL : 044-863-7664
URL : https://www.ogawa.archi/

作品集

物件

■ 上丸子の家

「災害に負けない終の住処にしたい」、それがクライアントの切実な要望でした。

敷地は幹線道路から一本内側に入った都市型の住宅街です。この周辺は数年前の大型台風で浸水被害を受け、クライアントの自宅1階にあった工場も被災し閉鎖を余儀なくされていました。

住み慣れた土地で災害に強い家を建てて余生を過ごしたい、というクライアントの強い意志を感じながら幾度か対話を重ねるうちに思い描いたイメージは天変地異が起きても何事もなく佇む厳かなモノリスのような住宅像でした。

構造は水害、地震、風雨、幹線道路からの騒音や振動などのリスクを最も軽減できる鉄筋コンクリート造を採用することになりました。

全体はシンプルな3層構成で、1階はガレージとエントランスのみとし、再び地域が浸水に見舞われたとしても被害が最小限に抑えられるようにしています。2階、3階にはクライアント2人のそれぞれの寝室を配置し、2階はLDKを中心とした空間、3階は和室を中心とした空間が広がっています。

 

PHOTO:加藤 忠雄

■ VALE

神奈川県川崎市の住宅街に位置するアトリエ兼住宅です。中層...

■ 立場の家

■ SEASIDE HOUSE

青い海と空に映える真っ白な別荘を建てたい、そんなクライア...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ 子どもがいても安全に暮らせる 光が行き渡るガラス使い

『VALE』は中層住宅地に立つ4層の細長い住宅で、どのように自然光を家の中に行き渡らせることができるかが、快適な住まいをつくる上での重要な課題でした。
そこで、建物の中央に4層の吹抜けをつくり、トップライトから下階に自然光を落とすことを考えました。各フロアの室内の手摺や間仕切りは、上部から取り込んだ自然光が広がるように、影の出にくい透明なガラスを採用しています。
「ガラス」と聞くと、割れたりして危ないのでは、子どもがいる家では採用が難しいのでは、と思う方もいるかもしれません。ただ驚くことに、今回使用した10mm厚の強化ガラスは、大手ガラスメーカーの試験において、子どもが勢いよくぶつかったり、大人が硬球を投げたりしても破損率は0%という安全性の高い強度を持っています。実は、『VALE』も小さな子どもたちとともに住む家です。手摺や間仕切りを透明な強化ガラスとしたことで、空間に広がりや奥行きが生まれ、子どもたちの姿や活動がよく見える生活になりました。
もし、家づくりの際にお子さんのことを考えると難しいのかなと思うような間取りやプランでも、様々なアイデアで解決できることがあります。まずはお気軽にご相談ください。

PHOTO: 太田拓実