プロの住宅レシピ 壁を増やさず緩やかに空間を切り替えた家

岸本姫野建築設計事務所
岸本将太
ダイニングテーブル

段差で緩やかに切り替わる空間

チェア

目の前には美しい海が広がる

写真奥にはしごで上がる高さの違う部屋が見える

はしごで上って入った部屋

玄関から奥のプライベート空間へ向けて床が上がり、天井高を抑えた落ち着く空間になって行く

『白浜町の家』は敷地内に高低差があり、その環境を建物に取り込んで活かすこととしました。この建物の前は美しい海で、その眺望を活かしたいのと別荘という性質を考えて、細かく壁で仕切るのではなく、敷地の高低差を活かして段差をつけることで緩やかに空間を仕切っていく方法を取りました。あまりにも広いワンルームのような形になるとかえって落ち着かない空間になってしまうので、段差で変化をつけていくことでシーンを切り替えています。段差の部分にはちょっと腰かけたりもできるように意図しました。他にもはしごでのぼる部屋など少し視線をずらした空間も作っています。
玄関から建物の奥にほど敷地に沿って床の高さが上がっていくので、寝室などのプライベート感が強い空間を奥に配置し、天井高が抑えられた落ち着く空間をつくっています。

PHOTO: 笹の倉舎

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採用されている製品

オーダー家具|iei studio イエイスタジオ
合同会社 iei / iei LCC|イエイスタジオ
岸本姫野建築設計事務所
岸本将太
ここが私の評価ポイント!
大阪の門真市にあるデザインから制作まで行っている家具工房です。木の質感を活かしたどこかかわいらしい雰囲気のある家具を作成しています。こちらからこういうものが欲しい、とニュアンスを伝えると図面を引いて提案してくれます。イメージの共有がしやすくとても信頼しているので『白浜町の家』のダイニングテーブルを依頼しました。
採用製品
家具工場|シキファニチア
シキファニチア株式会社
岸本姫野建築設計事務所
岸本将太
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:ダイニングチェア 採用事例「白浜町の家」
先にieiのダイニングテーブルを採用することを決めていたので、そのテイストに合うものを探しました。その中でシキファニチアさんは値段と質のバランスも良く、張地の色や質感のバリエーションも豊富でよい雰囲気の物が見つかりました。ダイニングテーブルとのバランスもよく良い選択になったと思います。
採用製品
岸本姫野建築設計事務所
岸本将太

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