プロの住宅レシピ ユニットバスに内窓を 自然光を部屋に取り込む工夫

Lods一級建築士事務所
幸地俊一

写真右上の内窓を通してバスルームを経由した自然光がリビングに届く

自然光を採りこめる浴室

カーペット

内窓とリビングの窓で光が家の中を巡る

ユニットバスと聞くと部屋とは切り離された閉じた空間をイメージするのが一般的かと思います。このマンションリフォームではユニットバスの高い位置に内窓をつけ、リビングに浴室からの明かりが届くようにしました。と、いうのもこのマンションは浴室に窓がある造りで、せっかく外の光が入るにもかかわらず、閉じたユニットバスでは光がそこで止まってしまいもったいなかったからです。高い位置に内窓を設けることで、目線は避けながらも外光が浴室を抜けてリビングに届き、光が家の中を回ることができるようになりました。
今回はマンションリフォームですが、戸建てなどでも使える工夫なので、取り込んだ自然光を存分に活かす方法として参考になればと思います。

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採用されている製品

床材|株式会社サンゲツ
株式会社サンゲツ
Lods一級建築士事務所
幸地俊一
ここが私の評価ポイント!
採用製品:カーペット
ウール100%の絨毯です。昨今では清掃性などを気にして敬遠されがちな絨毯ですが、製品をきちんと選べば快適な使い心地が得られます。この例ではマンションのリノベーションの際に規定で絨毯の使用が必須でした。(防音などのマンション規定のため。)そこで選択したのがこのサンゲツさんの製品でした。ウールなので通気性があり、意外に思われるかもしれないのですが夏に裸足で歩いてもサラサラで快適だ、と施主さんにも好評です。足当たりも硬くないので、負担も少なく感じられます。気になる掃除に関しては、ルンバを導入し、小上がりの下にルンバの収納場所も作って対応しています。
採用製品
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幸地俊一

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